【連載】小川夫婦の地球千鳥足 第280回 ~アメリカ~

2018年09月21日
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166歳夫婦のアメリカ、トラブル続きの旅にチョイ良いことも ~アメリカ~

 今回のシンシナティ訪問で起こった事件は合計166歳シニア夫婦には刺激の限界だった。思考力が働かず右往左往した2週間に耐え無事帰国、貴重な体験だったと慰めあった。
 シンシナティ空港に着いたが、いつものように空港でレンタカーは借りず、街の支店までタクシーを乗り付けた。が、「在庫車がありません!」とあっさり言われた。過去には予約が無くても常に車があったのだが。ここでまず「運命に投げ出された」と言えばおおげさか。急遽友人に来てもらい彼の車で別のレンタカー会社Jで車をレンタルをして、予約していたD・インへ。ちょっとした朝食付きで$56、安価だ。従業員は愛想がなく、「支払いは現金で!」と。後で気付いたことだが、使えるクレジットカード(以下カード)会社の表示が受付にあった。筆者は1泊で様子を見ることにした。部屋は広く静かで清潔、周辺にはレストラン多数で環境はOKだが、ホテルの受付の1人は子守りをしながら働き、その子どもがロビーで遊んでいるため、くつろぐことができない。曇天や雨が続いていた為か気分も晴れなかった。私は6日間泊まる宿探しに出かけた。かつてよく利用したH・インに。6日間毎日部屋代が違い特に金、土曜日は街のお祭りとかで混雑を想定して1日あたり$100高く、計2日間税込$560、朝食無しで。6日間通しで予約、先払だった。祭日2日間のデポジット$300を追加分とし$860、内心高価だと思っていたが「断る」まで頭が回転しなかった。D・インとH・イン、最低と最高の宿泊を体験することになった。周辺に沢山中間的ホテルが建っていたのに。後で考えればアホの上塗りだった。

老人性頭痛と風邪で意識もうろう
 ガソリンスタンドで満タンにして、しばらく走ってからカードを確認したら無い。「大変だ!」発行先の銀行に連絡してすぐにブロックしてもらった。「やれやれ!」とホテルに帰り再度、身の回りを調べたら、財布は別な場所に保管していた。折り返し銀行に連絡してブロックを解除してもらった。1人芝居だった。体力が落ち疲労が激しく頭はガンガン、意識もうろうで2回ダウンした。急に襲ってくる強力な咳の痛みにへきえきし、寝汗をかいたりし、せっかくヒルトンに泊ったのに入浴もせず食事制限をして寝込むだけだった。これ以上病状悪化しては帰国できなくなるからだ。
 帰国の朝、体調を取り戻したので空港でビールを飲んだら3度目の意識もうろう状態になり、警備員に椅子を頂いて妻に支えられて休んだ。病状抱えてのシカゴ乗換は辛かった。
 成田では税関で「荷物少ないですね」と問われたが、「そうです!」と外へ。外に出てからバッゲージの受け取りを忘れたことに気付いた。慌てて空港内の荷物預かり所に走り、引き取り、また税関を通って空港外の高速バスに走ったが、出発2分前だった。旅の最後までぼけていた。海外駐在25年、世界1周も含めて初体験だった。が、アメリカ滞在の前半は旧友との食事で楽しむのに忙しく、6組の招待者に「有難う!」と言われ、悔いはない。
 次のトラブルは友人イイナを訪問したとき彼女の家の縁石にレンタカーのサイド前面下部をこすったことだ。友人ポールに相談したらライアビリティーの問題だと言う。彼の勧めで修理ボディショップで見積ってもらったら$680だと。「車を返却する時、傷が見つかったら$1000払えと言われても仕方がない」とポール。返却は早朝、やりとりで飛行機に乗り遅れると困るので、言われるなりの金額で妥協するしかないだろう。困った!一晩悩んだが、早めに対策をしようと車を借りたレンタカー会社Jに相談に行き事情を話した。彼は「車のこすり傷は、深くはない」と判断し、無事に返却することができた。「これからは運転に気をつけなさいヨ」と。何と優しい青年だ!本当にいい人に出会ったものだと、感謝この上もなかった。

(時計回り)ケンタッキーにある日本レストラン、初日のD・インの食堂、Cincinnati空港

文・写真/小川律昭

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筆者プロフィール
<小川律昭(おがわただあき)> 74歳
地球漫歩自悠人。「変化こそわが人生」をモットーとし、「加齢と老化は別」を信条とし、好奇心を武器に世界を駈け巡るアクティブ・シニア。オハイオ州シンシナティと東京、国立市に居所を持つ。在職中はケミカルエンジニア。生きがいはバックパックの旅と油絵。著書は「還暦からのニッポン脱出」「デートは地球の裏側で!夫婦で創る異文化の旅」。

<小川彩子(おがわあやこ)> 68歳
教育学博士。グローバル教育者。エッセイスト。30歳の自己変革、50歳過ぎての米国大学院博士過程や英・和文の著書による多文化共生促進活動は泣き笑い挑戦人生。「挑戦に適齢期なし」を信念とし、地球探訪と講演・発表の日々。著書は「Still Waters Run Deep (Part 1) (Part 2)」「突然炎のごとく」「Across the Milky Way: 流るる月も心して」ほか。
【HP】http://ogawaa.web.fc2.com/
【ブログ】http://blog.goo.ne.jp/ogawaa

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