【連載】麻子先生の内緒悩み相談室 第33回「アルコール依存?」

2019年03月19日
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アルコール依存?

質問者(はな):旦那は、お酒が家にあるとあるだけ飲んでしまいます。本人いわく、仕事から帰ってきたからゆっくり自分の時間を楽しみたいといい、お酒を飲んでます。
 「ゆっくりしたいから」は賛成ですが、旦那はお酒は強く、あるだけ飲んでしまうことに不満を抱いてます。昨日も、日本酒一升瓶を2/3まで飲んでいることに気づき、お酒を取り上げると、俺をコントロールするな!と怒鳴られました。旦那には、限度をもって飲んだりほしいのですが、酔っ払いには悪影響のようです。
 私の周りもお酒が好きな人がいて、毎日お酒を飲んでいると言ってました。お酒が好きな人は心でお酒の制限を自分ですることはできないのでしょうか?私がとても心配しているのが、アルコールの飲むのが習慣になってアルコール依存症になって、生活に影響が出る事です。私も一緒に生活をしていてストレスになっています。お酒を飲む習慣はよいことなのでしょうか?
 麻子先生、教えてください。

麻子先生:はなさん、ご相談ありがとうございます。カウンセリングをしている中で、アルコールの飲みすぎのパートナーを持ち、飲んだ時の人の変わりように夫婦の間が険悪になる家庭は多いです。そのようなパートナーと接するにあたり、どうしたら良いかわからないと悩みを抱えて私のオフィスに来られる方は増える一方です。
 はなさんは、ご主人のお酒を飲む習慣性について頭を悩ませているようですね。はなさんのご質問の「お酒を飲む習慣はよいことなのでしょうか?」についてですが、お酒を飲むこと自体は悪いことではないですし、楽しくお酒が飲めたり、自分でお酒を飲む量をコントロール出来るのであれば、お酒を飲む習慣は悪いことではないのではないかなと思います。
 しかし、毎日お酒を飲む習慣がある場合、パートナーはどのくらいの量のお酒を飲んでいるのか、お酒を飲むとその人の行動や言動が普段とどう違うか、アルコール摂取のコントロールはできるのか?などを考えてみるのは必要かもしれません。
 お酒が家のにあると、あるだけ飲んでしまう人は、結構少なくはないのが現状です。はなさんのご主人のように、お酒を飲み過ぎているからと言う理由で、相手のお酒を取り上げると相手は怒ったり、怒鳴ったりする結果となり、相手を助けるどころか夫婦関係が悪化するのは目に見えています。
 アルコールを飲むことによって、リラックス出来たり、楽しい気持ちになれる人もいれば、真逆で怒りっぽくなったり、暴力的になったりする人もいます。アルコールは、飲めば飲むほど、アルコールを飲める量が増えていくだけではなく、人によっては依存性が高くなります。
 どういう人がアルコール依存になりやすいのか?と言うところですが、これだ!という一つの要因だけでアルコール依存症になるわけではありません。
 一般的に言われている要因はいくつかあります。一つ目は遺伝子です。自分の家族(親・親戚)にアルコール依存症の人がいる場合は、少なからずとも自分もアルコール依存症になりやすい遺伝子を持っていると言うことです。二つ目はココロの病気(鬱病、不安障害、躁うつ病など)です。ココロの病気の症状からいち早く逃れたいという思いから、アルコールを摂取する事で、それらの病気の症状が一瞬雲隠れするわけです。アルコールを飲むからと言って、それらの病気が治るわけではなく実際には病気を悪化させている事に繋がるのですが、飲んでいる本人はその時はそう思えない人が殆どです。三つ目は社会的に受け入れらる為や、飲まないとビジネスがうまくいかないという推測の理由等で、アルコールを飲むことが気が付いたら習慣になっている場合です。そのほかにも何等かのストレスを抱えているため、アルコールを飲むことでストレスからくる感情を押さえつけ現実逃避をする場合など、アルコール依存症の要因は一つだけではありません。
 万が一、アルコールの量が以前よりも増えていたり、アルコール摂取のコントロールが自分でできない場合は、要注意をした方が良いかもしれません。以前はビール一本で酔えたのに、最近はビール5本飲まないと酔えない!なんて言う事をよく聞きますが、この場合はアルコールを沢山飲まないと酔えなくなってきているカラダになりつつあるという事です。カラダが酔う状態になる為に以前よりも多くのアルコールの量を求めているという事です。そして、アルコール摂取のコントロールが出来なくなってしまっている場合も同じです。
 アルコール依存症になると、毎日の生活に悪影響を必ず及ぼします。仕事をお持ちの方の場合は欠勤が増えたり、お給料全部をアルコール代に使ってしまうため、経済的に生活が困難になってしまいます。ご夫婦、家族やご両親と一緒に住んでいる方は、住んでいる方とのコミュニケーションが減っていき、夫婦や親子間で喧嘩が絶えなくなり関係が日々悪化したりします。アルコール依存症の人と一緒に生活をしている家族はストレスを抱えてしまう毎日で、どうしてよいかわからないと途方に暮れてしまう事が多いかと思います。
 まず、はなさんのご主人は、アルコール依存症かどうかを一度主治医や、カウンセラーの先生と相談をされるのが良いのかなと思います。アルコール依存症は黙っていると悪化していく病気です。アルコールは社会的に受け入れらている飲み物だからこそ、沢山飲んでいる人を見ても「あの人、お酒好きなんだね」「沢山飲めていいよね」と、ある意味ポジティブな見方で受け入れちゃう事が日常茶飯事です。でも、以前とはちょっとお酒との付き合い方が変ってきているな?と変化が見え隠れするようであれば、いつか治るだろうと思わずにちゃんと専門家に相談をする事が大切です。
 そして、アルコール依存症かもしれない?または依存症だと診断された人の家族の方々もカウンセリングを受ける事はとても大事です。アルコール依存症の家族とどの様に向き合えばよいのか?依存症との生活からくるストレスなどについても解決法を見つける事が出来ます。
はなさんご自身も、自分のストレスが溜まりすぎない様に、ストレスマネジメントやセルフケアをしてくださいね。

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<臨床心理カウンセラー 保市麻子>Asako Hoichi, NCC, LCPC
Mindful Professional Counseling
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